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株式会社ファミリーマートは店舗で発生する食品ロスの削減に向け、おむすびや弁当などの中食商品に貼る値下げシールを涙目のキャラクターやメッセージの入ったデザインに変更することを決定しました!
全国で取り組みを開始するのは来春を予定しています。
目次
全国展開で年間3,000トンの削減見込み
2024年10月30日から行った実証実験の結果、シールのデザインを変えることで、値下げした商品の購入率が5ポイント向上しました。
これを全国の店舗に拡大した場合、店舗における食品ロスを年間で約3,000トン削減する効果が見込まれます。
お客さんからも「キャラクターが泣いていたから購入した」の声が
実証実験は2024年10月30日(水)から11月26日(火)までの4週間、東京都と神奈川県の一部店舗で実施しました。
値下げシールに涙目の表情をしたおむすびのイラストと「たすけてください」のメッセージを掲載し行動心理学的にお客さんの食品ロスに対する意識や感情に訴えることで、値下げ商品の販売状況にどういった変化があるかなどを検証。
検証の結果、値下げ商品の購入率が5ポイント向上し、行動心理学的なアプローチをとることで、お客さんの購買行動の変容を促し、お客さんと一緒に食品ロスの削減に取り組むことができるということがわかりました。
また実証実験中に店舗で行った購入者へのヒアリング調査においても、「涙目で思わず助けたくなるイラストだったので手に取った」「食品ロス削減に関心があるので賛同して購入した」などの声もあり、全国への拡大展開を決定しました。
値下げシールのデザインイメージ
環境の中長期目標に基づき店舗での食品ロスを削減
これまでも商品包装の改良による商品のロングライフ化や発注精度の向上、「てまえどり」の継続実施など様々な取り組みを実施してきました。
また2021年7月からは消費期限の迫ったおむすびや弁当などの中食商品に、バーコード付き値下げシールを貼り値下げ販売する店舗値下げシステム「ファミマのエコ割」を導入し、全国の9割以上の店舗で活用されています。
こうした取り組みが奏功し、食品ロス削減の2023年度実績は2018年対比26.3%削減の計画に対して、実績28.9%と計画を上回ることができました。
「ファミマecoビジョン2050」では2030年に50%削減、2050年に80%削減することを目標にしていますので、今後も新たな取り組みにもファミリーマートらしく積極的にチャレンジしていきながら、食品ロス削減に向けた取り組みを進めていきます。
【参考情報】環境の中長期目標「ファミマecoビジョン2050」について
ファミリーマートは2020年2月に環境に関する中長期目標「ファミマecoビジョン2050」を制定し、「温室効果ガス(CO2排出量)の削減」「プラスチック対策」「食品ロス削減」の3つのテーマで取り組みを推進しています。
持続可能な社会の実現に貢献するため、それぞれのテーマについて数値目標を設定しています。
⇨「ファミマecoビジョン2050」の2023年度実績について
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