札幌パークホテル 中庭にて冬のランドアート『Snow Pallet 13』展を雪解けの頃まで公開中!

札幌パークホテル『Snow Pallet 13』展

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札幌パークホテルと美術家・澁谷俊彦は、12月1日(火)〜2021年3月下旬の雪解けの頃まで、冬のランドアート『Snow Pallet 13』展を、札幌パークホテル中庭にて開催します!

Snow Pallet 13 澁谷俊彦 雪のインスタレーション展の開催期間など

Snow Pallet 13 澁谷俊彦 雪のインスタレーション展
開催場所 札幌パークホテル 中庭
開催期間 12月1日(火)〜2021年3月下旬・雪解けの頃まで
時間 早朝~夜間照明ライトアップ21:30まで
入場 無料
※中庭への入場はできません。ホテル館内からご鑑賞ください。

Snow Pallet Projectについて/澁谷俊彦

北国の地域特性を活かした新しいアートの在り方は、冬の大地との強い結びつきにあると考えます。

私のランドアートは環境と融合し、自然と相対するのではなく寄り添うように共生することを目指しているのです。

 

冬のランドアート「Snow Pallet」は年間降雪量約6mにも達する190万都市札幌を中心に展開されている「冬の記憶」のためのサイトスペシフィックアートです。

 

澁谷 俊彦氏 プロフィール澁谷 俊彦氏

 

1960年、北海道室蘭生まれ。札幌在住。

 

北海道を拠点に、場との共鳴を求める作品作りを行う美術家。

大地と自然、そして雪国ならではの新しいアート表現に意欲的に望む。

これまで1992年に香川県 第7回橋の美術展で「大賞」受賞。

1998年には第24回ドイツ・オランダ・ベルギー美術賞展で「優秀賞」を受賞。

また2014年には札幌文化奨励賞、2017年には北海道文化奨励賞をそれぞれ受賞。

2017年4月に専門学校札幌デザイナー学院学校長に就任し、また北翔大学教育文化学部芸術学科の非常勤講師も務めるなど、現在に至る。

ホームページ:https://www.toshihikoshibuya2.com/

Snow on Anthropocene / アントロポセン(人新世)に積もる雪

2011年2月に札幌市東区 モエレ沼公園(スノースケープモエレ)にて初めての「スノーパレット」を開催しました。

その後、毎冬 札幌を中心に道内各地(小樽、千歳、帯広)を巡り、今回の「シリーズ13」にてシーズン10年目を迎えます。

札幌パークホテルの中庭に吹く中島公園からの風と、今シーズンの雪がどんな景色を生み出してくれるでしょうか?この冬の記憶に残る印象深い景色であって欲しいと願います。

※アントロポセン:現代の想定上の地質時代のこと。人類が地球の地質や生態系に重大な影響を与える発端を起点として提案された。
和名は人新世:ひとしんせい、じんしんせいと読む。

 

札幌パークホテル『Snow Pallet 13』展

見どころ.1
その日の天気によって見え方が変わる作品
スノーパレットとは、オブジェの裏面に塗布された蛍光塗料が雪の反射によって雪面に鮮やかな色彩を表出させるインスタレーション(仮設空間アート)です。

高さの異なる幾つものオブジェによってその時々の太陽光と積雪量によって景色を変えていきます。

 

設置場所によって異なる降り積もる雪の形状、初雪から雪解けまでの約4か月の変化する景色、1日の時間軸で変化する表出する色彩、また天候によって変化する色彩(曇天、降雪時のほうが彩度の映える太陽光のスペクトルのマジック)。

これはタイムスケープランドアートでもあるのです。

見どころ.2
藻岩山と中島公園を借景とした美しい庭園
札幌パークホテルには、中島公園の美しい風景を生かした約1,700平方メートルの庭園があります。

およそ40メートルの幅を持つ滝は「あたかも藻岩山より源を発した流れが、中島公園の池に広がり、更にその水が滝石組を経て、瀑布となり、この庭にそそぎ込んでいるような感覚を与えている」ように設計されています。

 

北海道大学で花卉・造園学を担当し、ユリの研究で知られる農学博士の明道博教授が設計。

藻岩山から中島公園への連なりを借景として巧みに取り入れた庭園は札幌市内の都市型ホテルの中では最大規模です。

 

ホテル館内様々な角度から楽しめる冬のアート、ぜひお楽しみください!

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